Departure's borderline

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元”うちの子”が他球団で愛され始めたとき -千葉ロッテマリーンズ 澤村拓一

 

 

・筋肉お化け

マッスルミュージカル

・当て屋

しろくまアイス

脳筋

 

………。

ジャイアンツファンのみならず、幅広い層からひどい二つ名をつけられてきた澤村拓一。CSの最中に六本木のクラブで起こした暴力事件。駐車場を爆走して阪神のバスを煽りまくった危険運転。川崎で起こした人身事故。すごい。普通に呆れる。すごいよ澤村。猪突猛進の意味、絶対間違えてる。(澤村の座右の銘が「猪突猛進」です)

 

近年はマウンドに上がるとハラハラした。原さんもハラハラだよ。あああここは1点もやれないんだぞ、おまえ大丈夫か、やりすごせるか。そういうときに限って大量失点。お家芸か。

 

そんな彼が、電撃トレードと称され幕張の地へ飛び立った。もうすぐ1か月が経つ。

彼は1イニング3Kとかいう「どちらさまですか」と言いたいような初登板を飾り、その後も勝ちパターンのリリーフとして大活躍を遂げている。

 

>>な ん で や ね ん<<

 

結局、このトレードは大成功ということだろう。

だが、巨人ファンとしてはやはりモヤモヤが残る。巨人の環境が良くなかったのか? 巨人を愛してくれていたのではなかったのか? ちょっと澤村のこと見くびりすぎてたか?

 

 

 

***

 

10月3日(土)の予定がなくなったのはその前日の夜遅く。いつも野球を見に行く友人に「明日暇になった」と連絡をすれば、3分後に「マリンと神宮、ハシゴする計画」が決定。相変わらずのフッ軽。

 

実はZOZOマリンスタジアムに行くのは2年ぶり。2018年の習志野高校吹奏楽応援日以来だった。当時は千葉県に住んでいたので、片道30分もかからずマリンに行けたのだけど、今は東京のほぼ埼玉付近。幕張ってこんなに遠かったのかと途方に暮れながら電車に揺られること1時間半……。

 

 

その前日、澤村は登板かつ被弾していたので、「今日の登板はないだろうな」と見込んでいた。余裕ぶっこいて2回裏に球場入り。サンマリンのもつ煮最高ですわ~~ビールおいしー!ウン億ウン千万稼いでる労働者眺めながら昼間から飲むビール、おいしーーーー!

 

 

試合は締まった展開でとても面白かった。2本のHRで6-3と逆転したのちの8回。

かつてジャイアンツの大エースだった上原の登場曲「Sandstorm」が流れた瞬間、マリンがドッと湧く………。

 

いや澤村めっちゃ愛されてるじゃないの。

昨日被弾してるのに、こんな大事なところ任せてもらえるような中継ぎになったの。

1か月で何があったの。

 

投球内容も素晴らしかった。

1四球はあったものの、あとは完璧。東京ドームで投げていた背中も大きかったけれど、幕張の青空の下投げる澤村の背中は、もっと大きく感じた。

 

 

 

投球を見ながら、ボロボロ泣いてしまいましたわ。

この日配られた2005年ユニに、当時はあるはずのなかった57 SAWAMURAの文字を入れていた、まさかのチョイス。お金かけてよかったね。

 

「更生」という言葉が正しいのかはわからないけれど、あの投球からは新天地で頑張ろうという澤村の熱意が伝わってきました。

やんちゃもするし、まあまあワガママだし、なのに繊細でちょっとメンタルとうふだし。ちょっと気難しい人ではあるけれど、きっとロッテのために彼はこれから活躍してくれるはず。

 

千葉のみなさん、元”うちの子”澤村をどうぞよろしくお願いいたします。

 

↓感動しすぎてめっちゃ草はやした私のツイート

「あしたの家」の子供たちは明日の大人たちです。-有川浩『明日の子供たち』読了メモ

 

「おかあさんは、私よりも施設の子のほうが大事なんだ!」――。

これは幼き日の私が、児童養護施設で働く母に向けて放った言葉です。今思い返せば、なんてひどいことを母に言ってしまったのだろうと胸がぎゅっと苦しくなるのですが、当時の母はそう泣きじゃくる私を抱きしめ、「ごめんね、ごめんね」と繰り返していました。

 

 

『明日の子供たち』は、児童養護施設「あしたの家」を舞台に、新米職員と入所する子供たち、それを取り巻く社会の目線を優しく描き切った長編小説です。

 

初出は2014年8月、単行本。その後、2018年4月に文庫化されました。以前から、有川浩先生の作品だからとあらすじも見ずに購入していたのですが、2年ほど本棚に積まれ、ほこりをかぶっていました。

私こそが読まなくてはいけなかった。もっと早く読めばよかった。そう強く感じながら、読了メモを残しておこうと思います。

 

 

明日の子供たち (幻冬舎文庫)

明日の子供たち (幻冬舎文庫)

  • 作者:有川 浩
  • 発売日: 2018/04/10
  • メディア: 文庫
 

 

三田村慎平は転職先の児童養護施設で働き始めて早々、壁にぶつかる。生活態度も成績も良好、職員との関係もいい”問題のない子供”として知られる16歳の谷村奏子が、なぜか慎平にだけ心を固く閉ざしてしまったのだ。想いがつらなり響く時、昨日と違う明日がやってくる。先輩職員らに囲まれて成長する日々を優しい目線で描くドラマティック長篇。

文庫版裏表紙より

 

以下、だいぶネタバレあります。
また、児童養護施設の在り方について、過去のゆがんだ認識があります。
ご了承ください。

  1. 施設の子は「かわいそう」なのか
  2. 「毎日甘やかしてやれるの」?
  3. 「あしたの家」の子供たちは明日の大人たちです
  4. まとめ

 

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