Departure's borderline

本と音楽とディズニーと野球、その他いろいろな興味事

2020年上半期私的ベストアルバム8

 

さてさてもう2020年も半分が終わってしまいます。

今年は外に出られない事情もあったことですし、なんだかこの半年は生きた心地がしなかったですね。ライブもフェスも行けなかったわけだし。おかげでラジオと音楽鑑賞が滾る滾る。

 

というわけで上半期の私的ベストアルバムを8つ出してみました。すべて順不同、同率1位です。キリがいいし10個出そうかとも思ったんだけど、無理して出すより自分が納得できる8つを厳選しました。

 

 

藤井風『HELP EVER HURT NEVER』

2020年上半期の音楽で、このアルバムは外せないでしょう。藤井風初のオリジナルフルアルバム。この上半期で一番聴いたアルバムと言っても過言ではない。藤井風は知人に教えてもらって初めて聞いたんですが、その独特の声・歌い方にどっぷり漬かりました。土曜ANN0に出演した時には深夜3:00~5:00までリアタイしました。
推し曲:罪の香り

HELP EVER HURT NEVER(初回盤)(2CD)

HELP EVER HURT NEVER(初回盤)(2CD)

  • アーティスト:藤井 風
  • 発売日: 2020/05/20
  • メディア: CD
 

 

 

SHIFT_CONTROL 『Afterimage』

個人的に「なんでもっと早く聴かなかったんだ」と悔やむほどにはまった。こちらも初のフルアルバム。岐阜出身の4ピースですが、Vo.アサノ チャンジの声がよい。エモめの歌詞と合わせてとても気に入りました。
推し曲:かまうな

Afterimage

Afterimage

  • アーティスト:SHIFT_CONTROL
  • 発売日: 2020/01/29
  • メディア: CD
 

 

Vaundy 『strobo』

こちらのブログでも紹介した、Voundyの1stフルアルバム(あれ、ここまで全部1stだな)。彼の特徴はとにかくその歌唱力。ふり幅の大きいジャンルに捕らわれない声は、これで本当に20歳なのかと思わせるほどでした。こちらもほぼ毎日のように聞いているアルバムの一つです。
推し曲:僕は今日も

strobo

strobo

  • アーティスト:Vaundy
  • 発売日: 2020/05/27
  • メディア: CD
 

 

さかいゆう 『Touch The World』

はい!みんな大好きオーガスタ!!! オフィスオーガスタの見る目ってほんとうに素晴らしいと思うんですよね……。さかいゆうはその中でも特に好きなアーティストのひとり。ポップスという枠は意識しつつも、それをさかいさん独自の手法で崩していくこのかんじがたまらない。今回のアルバムは最高傑作だと思ってます。何度聞いても新しいポップスを見せてくれるんですよね……。たまんねえぇ……。
推し曲:21番目のGrace

Touch The World(初回限定盤)(DVD付)

Touch The World(初回限定盤)(DVD付)

  • アーティスト:さかいゆう
  • 発売日: 2020/03/04
  • メディア: CD
 

 

Sano ibuki  『SYMBOL』

なかなかのクセモノですよ彼は……。もともとはアコギ弾き語りのイメージが強かったのですが、「emerald city」で一気にカラを破ってきたかんじ。こんなSano ibuki初めて。前アルバム「STORY TELLER」も非常に好きだったのですが、半年で軽々と塗り替えてきましたね。
推し曲:emerald city

SYMBOL(初回限定盤)

SYMBOL(初回限定盤)

  • アーティスト:Sano ibuki
  • 発売日: 2020/05/13
  • メディア: CD
 

 

秋山黄色 『From DROPOUT』

もともと注目度は高かったものの、「猿上がりシティーポップ」で一気につかまれ、「モノローグ」で引きずり落されたって感じですかねぇ。実は東名阪ワンマンツアー当たってまして……。もうあの規模のハコで彼を見られることはないのだろうな。きっと次回はZepp規模のライブハウスを仕掛けてくると思います。もっと聴きたい。
推し曲:モノローグ

From DROPOUT (初回生産限定盤) (DVD付) (特典なし)

From DROPOUT (初回生産限定盤) (DVD付) (特典なし)

  • アーティスト:秋山黄色
  • 発売日: 2020/03/04
  • メディア: CD
 

 

中村一義 『十』

両親が好き、という理由で、昔から聴いていた中村一義。4年ぶりのフルアルバムは、やはりそのやさしさが詰まったアルバムでした。最後の曲に「愛にしたわ。」はずるい。泣いてしまうじゃんか。

十 [CD] (通常盤)

十 [CD] (通常盤)

  • アーティスト:中村一義
  • 発売日: 2020/02/05
  • メディア: CD
 

 

 

 [Alexandros] 『Bedroom Joule

色眼鏡といわれたら、そうかもしれないけれど、私はやっぱり何度も[Alexandros]に助けられてるんですよね。つらい夜も眠れない夜もずーっとドロスを聴いて乗り越えてきました。だから、彼らがリモートで、しかもBedroomというコンセプトでアルバムを作ってくれるなんて思っていなかった。この時期曲作りすらままならない環境で、こうして知恵を絞ってアルバムをリリースしてくれたのは、本当にうれしいなとおもいます。

今までの激しくさわやかなロックとは全く違う、ベッドルームで聴くのにちょうどいいアレンジの数々。ドロスの新しい一面を見られたなとうれしくなりながら、今はこれを聴きつつ眠りに落ちてます。
推し曲:Adventure (Bedroom ver.)

 

 

 

今年もあと半分。どんな音楽に出会えるのかが楽しみです(毎回言ってる)。

あと秋くらいからはフェスとかライブとか再開できるような世界になっているといいな。もしCDJがやるなら4日通します笑。

 

 

とてもあたたかく、おいしい5年間をありがとう。 -小湊悠貴『ゆきうさぎのお品書き』シリーズ読了メモ

 

「おいしい」は笑顔に直結するものだと思っています。

どんなに疲れていても、悲しいことがあっても、あたたかくておいしいものを食べたならば、ほっ、と肩の力が抜け、口元がやわらかくなる。それは他人が作ってくれた料理でも、自分が作った料理でもおなじ。私は「ごはんを食べる」ということがだいすきです。

 

 

『ゆきうさぎのお品書き』シリーズは、色とりどりの表紙にうっかりと釣られ、表紙買いしてしまった作品。2016年、集英社のライトレーベルであるオレンジ文庫がまだ立ち上がって間もないころ、第1巻『ゆきうさぎのお品書き 6時20分の肉じゃが』が発売になり、2020年6月19日、第10巻である『ゆきうさぎのお品書き あらたな季節の店開き』によって見事なる完結を遂げました。

 

私が半年に一回、毎巻欠かさず発売日に手に取り、楽しんできたシリーズの完結。とてもあたたかく、おいしい5年間を一緒に歩いてくれた『ゆきうさぎのお品書き』に、感謝の意を込めて。

 

 

 

ある事情から、極端に食が細くなってしまった大学生の碧。とうとう貧血で倒れたところを、「ゆきうさぎ」という小料理屋を営む青年、大樹に助けられる。彼の作る料理や食べっぷりに心惹かれた碧は、バイトとして雇ってもらうことに! 店の常連客や、お向かいの洋菓子店の兄妹、気まぐれに現れる野良猫(?)と触れ合ううち、碧は次第に食欲と元気を取り戻していく――。

『ゆきうさぎのお品書き 1』裏表紙より

 

以下、がっつりネタバレあります。

  1. 5年間をかけて、碧の4年間と、その先を追う物語
  2. 表現される料理のあたたかさ
  3. 碧と大樹がすすむ道に
  4. まとめ

 

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フジファブリックはずっとフジファブリックだったのに。 -こないだの、帰省したときのこと

 

 ※rockin'on.com 内、「音楽文」にて掲載していただきました。

 

ongakubun.com

 

先日、週末を利用して実家に帰省した時の話だ。

「ねえ、フジファブリックって知ってる?」

普段、ジャズやクラッシックしか聴かない母が、私にそう尋ねてきた。話を聞けば、先日テレビで志村正彦の特集をやっていたのだという。

「なんだか、すごく印象的な声でね。耳に残っちゃったんだ」

あまりに唐突で、いつもの母の口には似合わない「フジファブリック」という単語に驚きながらも、私は母に、自分とフジファブリック、そして志村との出会いの話をすることにした。
 

**
私がフジファブリックに出会ったのは、2012年、「徒然モノクローム」がきっかけ。すでに志村はこの世にいなかった。フジファブリックといえば、3人体制というのが私のファーストインプレッションだった。

軽快なそのリズム、少しけだるげなボーカル、明るい曲調。私が出会ったのは「新・フジファブリック」だったのだ。

私は「前・フジファブリック」をあえて聴かなかった。「前・フジファブリック」時代の曲を「新・フジファブリック」が演奏したものも、とことん避けた。もちろん、ボーカルが志村であることは知っていたし、志村がすでに亡くなっていたことも調べればすぐにわかる。代表曲が「若者のすべて」であることも理解していた。

でも「新・フジファブリック」に惹かれた私が、志村のいた時代の「前・フジファブリック」を聴いて、好きだと思うのは、なんだかずるい気がしたのだ。言い方は悪いが、悲劇のヒーローには媚びたくなかった。
 

**
そんな私が、「前・フジファブリック」に触れてしまったのは、ROCK IN JAPAN 2017。忘れもしない、レイクステージ。「新・フジファブリック」が歌う「若者のすべて」を聴いてしまったのがすべての元凶だった。

正しく言えば、レイクステージの次のアーティストが見たかったから、前のアーティストであるフジファブリックのラスト曲「若者のすべて」がたまたま聴こえてしまった、が正解。フジファブリックの生歌を聴いたのは、実はこの時が初めてだった。
 

「最後の花火に今年もなったな
何年経っても思い出してしまうな」(若者のすべて)

違和感があった。私の知っている「新・フジファブリック」ではなかった。観客も、ステージにいるフジファブリックのメンバーもみんな「ここにはもういない志村」を想って、手を挙げていたんだと思う。

「新・フジファブリック」とか、「前・フジファブリック」とか、そんなレッテルを貼って志村の歌声を聴かなかった自分が恥ずかしくなった。

フジファブリックは、いつなんときでも、フジファブリックだったのに。
 

その翌日、私はとうとう志村の声の「若者のすべて」を聴く。フジファブリックに出会って5年。聴かないでいて、ごめんね、と、スマートフォンの小さな画面の中で歌う志村に向かってつぶやいた。
 

**
これが私の、フジファブリックと、志村との出会いの話だ。
 

母に話し終えたとき、母は「志村さんの声の『若者のすべて』を聴きたいね」と言った。あの直後に買った、「若者のすべて」のシングルCDを母とふたり、聴いた。

志村の声は世代を超えるんだ。フジファブリックは、志村がいたときからフジファブリックだし、今だって志村は人々を魅了し続ける。悲劇のヒーローなんかじゃない。今も生きるヒーローだ。

この状況がおちついて、ライブハウスが開いたなら、母をつれてフジファブリックのライブを見に行こう。そう思った。

 

若者のすべて

若者のすべて

  • provided courtesy of iTunes
若者のすべて

若者のすべて

  • 発売日: 2016/05/25
  • メディア: MP3 ダウンロード
 

 

ピンクのジャケ写でいいと思う。-Vaundy『strobo』

 

共感覚持ちの私にとって、Vaundyの色は赤です。

真っ赤ではなくて、少し濁りがあって、ワインレッドまではいかないけれど、大人っぽい、でも少し子供っぽさが残る赤。

 

だから、今回1stアルバム「strobo」のジャケットがピンク一色だったのを見て、最初すごく違和感を感じたんです。えーーちがくなーーーい? って。

 

結局のところ、ピンクでよかったと思います。その答えは最後に。

 

strobo

strobo

  • アーティスト:Vaundy
  • 発売日: 2020/05/27
  • メディア: CD
 

 

 

完成度で言えば、”この年齢で”この完成度か、すっごいバケモンだな。という感想。というのも、Vaundy、まだ19歳(誕生日は6月6日なので、もうすぐ20歳ですね)。ただし、冠詞にかならず”この年齢で”がつく気がする。

 

YUI絢香を輩出したことでも知られる音楽塾ヴォイス出身のその歌唱力は見事なものですし、色っぽくスモーキーな曲から元気ポップな曲調まで歌いこなすふり幅もさすが。

 

 

 

最初にVaundyを世間に押し出した「東京フラッシュ」は、その歌詞のけだるげなイメージをうまく曲に載せてますし、Cメロのピアノがめちゃくちゃささりますね。

 

東京フラッシュ

東京フラッシュ

  • Vaundy
  • ロック
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

 


東京フラッシュ / Vaundy :MUSIC VIDEO

 

 

「東京フラッシュ」で一気に「ああ、エモい曲うたうんだな」と思わせておいて、「怪獣の花歌」。さわやかなんですよ。
ふり幅まじですごい。サビの疾走感はもちろん、オクターブ下でハモりを入れてるんですが、その共鳴感と音域の広さ。Cメロのセルフハモの神々しさ。

クセのない声だからこそできる違和感のないメロに寄り添うハモが美しいなぁと思います。

 

怪獣の花唄

怪獣の花唄

  • Vaundy
  • ロック
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

 

か!ら!の!またこれもエモエモな「life hack」。実は私が初めて聞いたVaundyはこの「life hack」なんですけど、「自分のことを好きになっていく」っていう歌詞にちょっとヤられちゃって。

コーラスにさとうもかを迎えたこの曲、途中で電話のやりとりっぽいワンシーンがあるのですが、それも青春を謳歌している19歳のありのままの感じがして、すんごい甘酸っぱいんですよねー。

 

life hack

life hack

  • Vaundy
  • ロック
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes


life hack / Vaundy :MUSIC VIDEO

 

このアルバムで初登場のマイナー調曲「不可抗力」、ちょっとテクノっぽさを加えながらAメロをラップで整えた「soramimi」、コーラスがこれまた印象的な心地いいテンポ曲「napori」。

 

そしてなんといっても「僕は今日も」がこのアルバムの目玉かなと思いました。

壮大なピアノと低音パーカスから始まる、少し切ない物語のような曲。バックサウンドに大きくリバーブをかけてるので、声とのミキシングが難しいはず。特にコーラスにはラジオサウンドのようなエフェクトがかかってるっぽいので、よく調合したなあという印象です。

 

僕は今日も

僕は今日も

  • Vaundy
  • ロック
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

 
僕は今日も / Vaundy :MUSIC VIDEO

 

ラストはアコギで軽快に進む「Bye by me」。歌詞の詳しい解釈は割愛しますが、「僕、このアルバム頑張ったよ、また会おうね」と言われている気がして。とても素敵でした。

 

 

まとめますと、このアルバムのジャケットはピンクでよかったと思います。

たしかにVaundyの声って赤のイメージなんですけれども、”この年齢で”が冠詞につくアルバムだからこそ、まだ粗削りで、伸びしろがあるんだろうなって思うんです(超上から目線)。なら、赤じゃなくて、一つ手前のピンクでいいと思う。これからどんどん赤が濃くなって、今よりももっと深い赤になっていくと思う。

 

にしても、私はこのアルバムとても好きです。1stアルバムとしての完成度として、非常に高いものが出てきたな、という印象。

きっとタイアップとか今後もたくさんやってくれるアーティストだと思うので、もっと公に出てきてくれることを期待します。

 

 

まいっちゃった、時の、「それでいいじゃん」って言ってくれるうた-キクチリョウタの声で泣きたい

 

あー忙しい。すっごく忙しい。

 

在宅期間など関係なく仕事量が半端ないです。この会社に来てから2番目くらいのピーク(一番やばかったのは去年の7月なので、たぶんこの時期は忙しいんだと思う)。

 

私は仕事にケアレスミスが多いタイプなので、忙しいに比例してぽろぽろと見落としが出てくる。その性格がわかってるからこそ、注意してひとつひとつを見たいのに、量が多いから時間をかけられない。負の連鎖。

あくまでケアレスミスであって、大きなミスは幸い今のところしたことがないのだけれど、ケアレスミスも積もればとんでもないミスにつながるんですよ。あー気を付けよう…って思うとげっそり…。負の連鎖…。

この仕事をしている限り、世に出てしまったミスは取り返せない。こないだの日経デジタル「フジロック中止」誤爆事件がいい教訓ですね。

 

www.nikkei.com

 

 

それはおいといて。

 

在宅ワークのいいところは、音楽を聴きながら仕事ができることですね。

もっぱらラジオを流しているのですが、今日ふと「あ、キクチリョウタ聴こう」と思い立って、ちょっといいヘッドフォンを有線でつないで、一日中エンドレスしました。

 

 

たぶん、初めて出会ったのは中学生のころだから、今から10年以上前。当時は「ばずぱんだ」という名前で、歌い手さんをやっていて、当時ボーカロイド文化の一翼を担っていた古川本舗のVocalを務めていた方でした。


【古川本舖】はなれ、ばなれ feat.ばずぱんだ

 

アコースティックギターによく合う、例えるならば、たくさんの落ち葉の上に仰向けに飛び込んだ時に目に映る秋空と、色づいた木々の葉のような声をした、私の大好きなシンガーソングライターさん。

 

彼は、その後18歳で上京し、本格的に音楽活動をスタート。上京のきっかけとなったのは、これも私が大好きなシンガーソングライター、大柴広己さんのライブだといいます。


大柴広己 MV 「さよならミッドナイト」

 

たしかに、方向性は一緒かもしれない笑。


「さよならミッドナイト」- Sing in Twilight-

 

 

昔から寝つきが悪かった私は、大人になった今でもすぐ昼夜逆転してしまうんですけれども、昼夜逆転したなら、朝少し霞がかった朝焼けを見ながら、キクチリョウタを大音量で聴くんです。

なーんか、よくないですか? 眠れなかった夜もひっくるめて、すべて肯定してくれている気がするんですよねこの声。

 

 

今日もたぶんそうでした。

すごくすごく心はまいっちゃってて、もうやめようよって私は思ってるけど、生きるためにはこの仕事を片付けなきゃいけない。

でもまいっちゃったとき、「それでいいじゃん」ってキクチリョウタの歌は言ってくれる。素直にヘッドフォンを耳に着けて、静かに涙を流せる、流させてくれるキクチリョウタの歌が私は好きです。

 

 

 

 

…本気でまいっているらしい。エッセイ(散文)にもならないほどに文章が散っている。しょうがない、それでいいじゃん。

 

Personality

Personality

 

 

深夜ラジオの”リアルタイム”にこだわると

 

GW、とうとう一歩も外に出ませんでした。

 

この騒動がなければ、毎年恒例になっている春フェスに出かけ、お酒と音楽を浴びながら友人たちと踊っていたはずなのになぁと思いながら、ゲームをしたり、YouTubeを漁ったり、ここぞとばかりに昼寝をしてみたり。

休日はアウトドア派ですが、インドアにもすんなりとなじめ、快適な引きこもり生活を送っています。

 

 

昼寝を繰り返すうちに、もともと夜型だった私はあっという間に昼夜逆転したわけですが(執筆現在AM3:52)、おかげで大好きな深夜ラジオを生放送で聴けるようになりました。

 

もっぱら深夜はニッポン放送オールナイトニッポンを垂れ流し。1時までに食事とお風呂を済ませ、1時~3時に1部、4時半まで2部を聴いて、5時頃眠りに就く。

昼前に起きて、ゲームを起動しながらブランチをとり、またラジオを聴く…といった具合。

 

平常時はradikoタイムフリーで通勤時間に前日のオールナイトニッポンを聴いているのですが、やっぱり生放送をリアルタイムで聴けるのはうれしいです。

ラジオの醍醐味といえばリスナーからのメール。有名リスナーさんのTwitterを眺めながら、パーソナリティと一体になって楽しめるのは、やはりリアルタイム視聴ならではですよね。

 

 

もちろん、平常にもどればそうもいきません。

仕事は決まって10時に始まるし、通勤時間は1時間。逆算して8時には起床しなければと考えると、深夜ラジオをリアルタイムで聴く余裕など皆無です。

そこそこの残業をこなして帰宅すれば、家に着くのは21時頃。そこから睡眠をとって早起きしたところで、1時からのオールナイトニッポン1部を聴けるとは思えません。

 

昼のお仕事をしているラジオリスナーは、どうやってリアルタイム視聴をしているんでしょう…。

 

 

私が仕事をするようになったころには、すでにradikoタイムフリーがこの世にあったので、私はここ数年radikoタイムフリーに頼り切ってラジオ生活を過ごしてきました。

一方、学生時代までは完全にリアルタイム視聴にこだわっていました。ラジオにどっぷりハマった高校時代は朝3時就寝(授業中に睡眠をとる)、大学時代は日付が変わるまでのバイトをしていたことから、そのまま朝5時就寝(午前中の授業はサボる)という、完全夜型かつ、ラジオ中心の生活を10年ほど続ける有様。これだから留年するんだよなあ…留年は計画的に。

 

だからこそ、今このたった5日間のGWでも、すぐ夜型になってしまうんですよね…。自分の生活に深夜ラジオは合っている。

 

なんで最近こんなにラジオの話題が多いかというと、去年知り合った男の子がラジオに詳しくて。いろいろと話を聞いていて、ラジオってやっぱり面白いなぁと再認識できているんですよね。自分より若い子にガンガン影響を受ける年齢になってしまった。いいことなのだけど。

 

 

 

…さて、私は明日からの社会復帰のために体内時計を戻せるのか。

少女が翔ける。力強く。-村山由佳『天翔る』再読了メモ

 

エンデュランス」という競技を知っていますか。

馬術競技の一種で、数十キロ、長いものでは150キロを超える距離を、馬と騎手が単独で走破する競技です。ただ走破すればよいだけではなく、区間ごとに獣医師が待機、馬の健康状態を診断し、その診断をクリアしないと次のステージに進めないため、騎手は常に馬の健康状態に気を配る必要があります。まさに、馬と騎手との絆が求められる競技なのです。

 

 

『天翔る』は、そんなエンデュランス競技に出合い、そして果敢に挑戦していく少女と、それを見守る大人たちの物語です。

 

初出は2013年3月、単行本。その後、2015年8月に文庫化され、私も文庫版発売と同時にこの作品を手に取りました。5年ぶりに再読したこの作品は、改めて美しく、力強い生命の力を感じます。

 

天翔る (講談社文庫)

天翔る (講談社文庫)

  • 作者:村山 由佳
  • 発売日: 2015/08/12
  • メディア: 文庫
 

 

不登校になったまりもは、看護師の貴子から誘われた石狩湾の志渡銀二郎の牧場で、乗馬の楽しさを知った。そして人と馬が一体となりゴールを目指す耐久レース・エンデュランスと出合う。まりもを見守る大人たちも皆、痛みを抱え生きていた。世界最高峰デヴィス・カップ・ライドへのはるかなる道のりを描く。

文庫版裏表紙より

 

以下、多少のネタバレあります。

  1. 少女まりもが負った傷。看護師貴子が背負う傷。
  2. エンデュランスと「出合う」
  3. 大人という弱い生き物
  4. まとめ

 

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