Departure's borderline

フリーランス編集/ライターのいろいろな興味事

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最近の読了まとめ

 

3か月放置してました。びっくり。
夏がもうほぼほぼ終わっちゃって、元夏女としては悲しいところ。
私はといいますと、本業のほうは転勤休みをいただきまして、5年ぶりくらいのニート生活を楽しんでます。いや暇すぎてほんと早く働きたい。

副業(?)は順調です。ありがたいことに日本からもフランスからも相変わらず断続的にお仕事をもらえていて、今後も継続できそう。

 

夏はだいたい集英社のナツイチ、角川のカドフェス、新潮100冊で未読のものを漁るのが恒例だったんですが、今までの仕事の忙しさにかまけてほとんど読んでませんでした。

読メにあげるのも失礼なくらいにさらっと読みなのでここにまとめちゃおう作戦!

 

以下ちょみっとネタバレあるよ↓

集英社ナツイチ

1.短編工場 集英社文庫編集部(2011)
ナツイチって大体短編集1つ入れてくるよね。毎年うっかり買っちゃってますけど。今年紹介されてたのはだいぶ昔の短編集。2011年初版。
私個人のお目当ては石田衣良先生、村山由佳先生(相変わらず)。お二方って、大体どろっどろの恋愛小説(官能表現付きね!)が代表作に挙げられることが多いと思うんですが、どちらも青春描写もとても上手だと思っています。
特に石田先生のさわやかな少年・青年描写。恋愛小説とは作家が別なんじゃないかって勘違いするほどの表現力というか、幅というか。やっぱり好きだなあと。
「声が濡れている」っていう言い回しがさりげなく出てくる日本語の美しさが本当に大好きです。
村山先生の短編についてはちょっと割愛(ブログ1つ分書けるから)。

 

2.桜のような僕の恋人 宇山佳佑
実は既読。ここ数年で増えた、桜の表紙の小説ですね(なぜ増えたかは膵臓食べたくなったからだと思うよ、loundraw様様)。人が死ぬ系の小説はどうしても苦手意識があるんだけど、この小説はリアリティがなさすぎて、つまりファンタジー感が強すぎて、いい意味で引き込まれませんでした。傍観者として読める感じがお手軽。集英社オレンジ文庫かなと思ったら集英社文庫でした。いやあこれはライトノベルなのでは?

 

 

KADOKAWA カドフェス

3.キケン 有川浩
実はこれも既読。有川先生も恋愛小説と青春小説の2系統作者だと思うのですが、どちらかというと青春描写のほうがしっくりくると思います。キケンは、有川先生の青春小説にしては少し短めの部類になるのかな?高校生っていいなあと改めて思えました。

 

4.水やりはいつも深夜だけれど 窪美澄
窪先生の小説、全部好きです。でも途中で3回くらい気持ち悪くなるからなかなか読み進められない。『じっと手を見る』もそうなんだけど、なんだろうこのスパイラル。多くは語れません。

 

 

新潮社 新潮夏の100冊は手つけられなかった。特装版の檸檬銀河鉄道の夜は毎年のことだけど買いました。

 

 

追記

もうすぐ、愛して止まない伊藤計劃先生のお誕生日…なのはおいといて、
次の3月で没後10年になりますね。
未だにかの2冊を超えるSFには出会えてません。
没後10年に合わせて、ちょっとしたお仕事をいただきました。大変光栄です。たのしみ。