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高崎マーチングフェスティバル第30回記念大会

10月19日(土)~20日(日)にかけて、高崎マーチングフェスティバル第30回記念大会に参加してきました。

 

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  1. 高崎マーチングフェスティバルとは
  2. 30周年記念バンド
  3. フロアドリル各団体(抜粋)感想
  4. まとめ

 

1.高崎マーチングフェスティバルとは

高崎マーチングフェスティバルとは、私の地元である群馬県高崎市で毎年行われている、国内有数規模のマーチングの祭典です。

クルマ大国群馬県で、大きな道路を交通封鎖し、市内小中学校から全国招聘団体を含む、全44団体が順に出走するパレードや、2017年にオープンした「高崎アリーナ」にて繰り広げられる、大迫力のフロアドリル(2016年までは、市内にある「城南球場」にてフィールドドリル)など、今では群馬県/高崎市の人だけではなく、全国からマーチングファンが詰めかける、高崎市内の一大イベントになっています。

 

私自身も、小学生時代と、前に所属していた一般団体時代にパレードとフィールドドリルに出演しまして、10歳からマーチングを始めた私の原点とも言える大会です。高崎マーチングフェスティバルがなかったら、たぶん今マーチングは続けていないと思います。

 

 

2.30周年記念バンド

さて、私が今回参加したのが、第30回記念大会のために結成された、記念バンドです。高崎市内で活動する一般バンド、「Takasaki Green Crest」さんのメンバー50名ほどを中心とし、一般公募にて結成された総勢116人の大規模バンドとなりました。

高崎在住の方が多い中、私のように東京から帰省する人や、神奈川・千葉から参加する方までいまして、年齢層も中学生から50代まで、幅広い年齢で構成され、マーチング初心者の方ももちろんいました。

 

19日夕方に、顔合わせと合奏、基本的なパレードの歩き方を練習し、たった1日の練習で本番に。高崎出身・高崎マーチングフェスティバル出身の人が大多数であることが幸いし、非常に列の均衡も取れたいいパレードだったなと思います。

私も数年ぶりにあのパレードルートを歩きましたが、やっぱりいいものだなと。自分の楽器の音が、秋空高く飛んでいくあの感覚は、何にも喩えがたいものでした。

 

 

3.フロアドリル各団体(抜粋)感想

 

 

パレード後、ありがたいことに30周年記念バンド用としてフロア最前列席を用意していただいたので、最初から最後まで(5時間ほど)フロアドリルを見させていただきました。

特に強く残ったバンドについて、備忘録として書いておこうと思います。

 

 

【Takasaki Green Crest】

今回の30周年記念バンドの母体となった団体で、群馬県内の超強豪校、東京農業大学第二高等学校のOBOGがメインで結成された、市内の一般バンド。50人ほどの中編成団体で、マーチングコントラ×1など、大丈夫か!?と思う編成だったのに、そこはさすが農二出身・・・。この人数でこの音量!?とビックリするほどの迫力でした。

 

高崎市立豊岡小学校/高崎市立佐野小学校】

私が小学生だった十数年前は、超強豪校としてTDRで演奏もしていたような2学校。今ではどちらも、ずいぶんと人数が減り、こぢんまりとしてしまった印象です。かわいかったので良いことにしましょう。

 

高崎市立城東小学校】

昔から変わらず、バンドメンバーが多い学校。50名ほどの中編成バンドが多い中、城東小学校は80名で参加。カラーガードもふんだんに使い、演出が非常に良かったです。4人編成で動く基本動作のみで構成されていたので、ホーンメンツにあとひとひねりほしい!

 

高崎市立東部小学校】

言わずと知れた、昔から変わらない高崎市内超強豪校。全国大会にも毎年のように出場しています。10年ほど前のユニフォームからリニューアルし、赤と黒が効いた、さらにカッコイイユニフォームになっていました。こちらも人数は40人ほどですが、何しろ動き・演奏技術・音量、どこをとっても素晴らしい。ほんとに”公立の”小学生?と疑いたくなるほどです。

 

【エレメンタリースクールバンド】

私も参加していた、市内小学校の1000人を超えるマーチング児童が集まるバンド。演奏曲は30年前からずっと変わらないんだそう。動きも変わってない笑。

 

高崎市立塚沢中学校】

こちらも毎年のように(吹連の)マーチングコンテスト全国金賞をもぎ取ってくる、超強豪校です。今年のフロアドリルも、吹連バージョンで披露。最初にフロアを1周するマーチ、上手だったなぁ・・・。格が違う!を思いっきり見せつけられた団体でした。私はドラムメジャー出身なので、ドラムメジャーをどうしても見てしまうんですが、上手。きっとバトンやってたんだろうな、という身体使いで、こちらも見応えがありました。

 

春日部市立豊野中学校】

県外招聘団体。こちらはM連強豪校ですね。去年はM連全国金賞。今年のテーマは「花」だそうで、ものすごい人数のカラーガードを使ったパフォーマンスは圧巻。小物をふんだんに使い、ホーンズの動きもど派手。これはM連ウケするな~と。

 

【高崎商業高等学校吹奏楽部マーチングマーキュリーズ】

農二と肩を並べたいと奮闘する、県内の高校マーチングバンド。シンプルな黒の衣装がとてもかっこよかったです。こちらは吹連バンドですが、ホーンズの一つ一つの動きが良く、努力が感じられました。私が高校生の時は全く無名だったので、努力を重ねたんだろうなと・・・。

 

東京農業大学第二高等学校吹奏楽部】

県内の吹奏楽ファンであれば、誰しもが必ず知る、農二吹奏楽部。これまでも部員は多かったのですが、今年はさらに増え、部員は170人以上に。吹連/M連両方のコンテストで全国金賞が狙える、全国でも指折りの強豪校で、M連は部員全員でステージに乗ることをモットーに、大迫力のステージを毎年みせてくれます。今年はさらにすごかった。大胆な演出や、一糸乱れぬ動きはもちろん、地元の吹奏楽ファンに愛され、スタート前とカンパニー前にはおきまりのかけ声が大きく鳴り響き、カンパニーは号泣モノでした。そしてその直後の見る者をあっと言わせる演出とラヴェル。今後がますます楽しみです。

 

【神奈川県立湘南台高等学校吹奏楽部 White Shooting Stars】

こちらももちろん、M連ファンならばおなじみ。去年のM連全国ではグランプリと編成別最優秀賞を獲得する、毎年涙なしには見られないバンドです。やはり今年もすごい。爆音はもちろんなのですが、その爆音の中に均衡があり、また動きの美しさはピカイチ。今年も期待が持てるステージでした。

 

【YOKOHAMA INSPIRES Drum & Bugle Corps】

ここからが招聘一般団体。インスパは力強いドラムコーが人気の団体ですが、今年のドラムマーチはレベルが違いました。大迫力のテナーに美しいスネアが印象的。今年のテーマは「太陽と月」。宇宙に見立てたバランスボールの演出、とても美しかったです。また、インスパおきまりの、ラスト背中を反らして発する大爆音は何度聞いても刺さります。

 

【YOKOHAMA ROBINS】

高崎マーチングフェスティバルを経験した人ならば、特に思い入れがあるであろう、ロビンズ。私もとても思い入れがありまして(その理由は割愛しますが)、今年も涙なしに見られませんでした。ロビンズは一般団体としては珍しく、中学生からの参加がOK。幅広い年代の団員が集まる中、今年のあのクオリティ高いステージを造り上げるのは大変だったでしょう。今年は本気で1位争いに食い込んできそう。

 

創価ルネサンスバンガード】

不動のM連編成別最優秀賞&グランプリ。実は、この後の合同演奏出演のため、私が見ることができず・・・。再来月の全国を楽しみにします。それにしても爆音すっごい。宗教系、と言うのは好きではないけれど、やっぱりうまいんですよねぇ・・・。群を抜いてます。

 

まとめ

自分がこの大会に戻ってこられたこともとても嬉しいことですし、吹連とM連、両方のマーチングを一日で見られる高崎マーチングフェスティバル、ほんとお得なんですよね・・・笑。来年もきっとお客として見に来ます。

 

あ、Takasaki Green Crestさん、普通にファンになりました。2日間一緒に吹いてくれて、マーチングしてくれてありがとうございました。また一緒にやりたいです。ウチと共演してくれないものかしら笑笑。

代表さんとお話したかったんだけど、解散後すぐにMTG入ってしまわれてて、お話ができなかった・・・残念。私は東京でマーチングを続けますし、なにかしらできないかなぁ、とちょっと思いました。ただの願望でしかないんだけど(見てくれてたら連絡ください笑)

 

ひとまず若いうちにたくさんマーチング楽しみたいです。昨日、久しぶりに近所の公園でメジャーバトン投げたら思いっきり手にぶつけて青くなってます笑。感覚戻そう、本気で。

 

私の文章を、高崎マーチングフェスティバルの30回記念大会ページに載せていただきました。もしよければそちらも。