Departure's borderline

フリーランス編集/ライターのいろいろな興味事

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厭味に気付かないおはなし

先日、営業部署の新卒の女の子とお酒を飲んできました。そこそこいろんなお酒をちゃんぽんしたがりな私のペースに、ぐいぐい着いてくる優秀な女の子笑。しょっちゅうお酒も一緒に飲んでくれて、最近はプライベートでも遊んでもらってます。かわいがり甲斐しかない。

 

その時に相談を受けたのが「年上からの厭味がわからない」ということ。たしかに、私の上司(編集の40代の人)に見えるところで厭味を言われていた所を見て、私が「大丈夫?」と声を掛けても「何がですか~?」とのんきに返してくるような、ずいぶんフトコロの深い子なんです。

最初のうちは「強がってるのかな…」と心配になっていたものですが、何ヶ月か経ってから「あ、この子気付いてないんだわ」と理解しました。言葉端に含まれているトゲに気付かないタイプなんだろうなーと。で、安心して見ていたら、本人は「気付かないこと」に対して気にしていたらしく笑。「後から周りに言われて、やっと気付くので、もうちょっと人の厭味を理解できるようになりたいんです…。」と飲みの席ベースで軽―く相談を受けた次第です。

 

「厭味に気付かない」って、決して悪い事ではないと思うんです。自分のメンタルは一定に保てるし、必要の無い意見に惑わされずに物事を進められるし。ただ、それによって誤解を生んでしまうのも事実。すれ違いが生まれて進行する案件は、校了直前に大きな変更とかも起きてしまいますし。実際、今それで一案件が事故ってるので、私はその事故処理に追われています。おかしいな、これ私の案件じゃないのに(これは愚痴)。

 

私は人の言葉端とか、人の目をすごく気にして生きている人間なんですけど、気付かない鈍感さがあったらどんなによかったかと悩みます。逐一、自分の原稿に対してけちょんけちょんに言われると、だいぶ落ち込んだりね。気付かないフリをしていても、ひとりになったとたん辛くなってしまうことだってたくさんあります。

 

自分の話はおいといて、後輩ちゃんには「気付くようになるよ、まだこの仕事始めて半年でしょ。」伝えました。きっと、彼女の悩みは時間が解決してくれる。3年後も気付かなかったら…また考えようかね。