Departure's borderline

フリーランス編集/ライターのいろいろな興味事

MENU

紙に、もどりたいか?

WEBメディアである今の会社に来て、とうとう1年になりました。

本当に、あっという間。今の編集部はとっても平和で、毎日のほほんと記事を書き、編集しています。時事や人を追いかける媒体でない以上、土日はほぼ確実に休みだし、夜は眠れるし、深夜に電話で起こされることもありません。それを物足りなく感じているのは、何度も言っているとおり。

 

入社1年になるにあたって、上司2人と話をしました。若い女子だからということもあって、甘やかされているのはわかっているけれど、それでもこの1年がんばったねと言ってもらえたのはとてもうれしかったです。

自分に一番足りないのは文章力だと思っているのですが、そこはおとがめなし。「ケアレスミスだけ無くそうね、表記ゆれ多すぎ」。以上。ええ、もっと言うことあるでしょう?とツッコミを入れながらも、「ありがとうございます(にこっ)」と返す私。もっと文章に赤入れてくれてもいいのに。

 

上司に聞かれた唯一の項目が、「紙媒体に戻りたいと思う?」ということ。正直、今の環境に慣れてしまうと、戻れない気はしています。だって朝の入稿デッドに間に合わせるために徹夜しなくていいし、公開されてからも誤植修正はピピッとできちゃうし、印刷業者を挟まないからお給料もわるくない。

 

紙媒体でできていて、WEB媒体ではできないことって、なんだろう。グラビアのために紙の質を選んだり、インクを気にしたり、ページをめくる楽しみや、袋とじ、付録、くらいかなぁ。

 

大学生の頃は、紙媒体にこだわって就活をしました。WEB媒体だなんて見向きもしなかったし、紙に行きたいからこそ、「WEBなんて」と見下していた部分だってあります。でも、今となっては、あの頃の私に是非言いたいです。「WEB、悪くないよ。すごく未来があるよ。勉強のしがいがあるよ。」って。

 

この先、私が何年この会社に勤めるかはわかりません。飽き性ですし、フリーに戻りたい欲だってあるし。やりたいことは無限大だし。でも、あと数年は勉強のために頑張ってもいいかな。WEBって楽しい。WEB媒体が、もうちょっと紙媒体並に忙しくなれば楽しいんだな、もっともっと忙しくなってちょうだいな。