Departure's borderline

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ラジオって。 -スピッツ「ラジオデイズ」

 

 

昔は、おじいちゃんが持っていたラジオチューナーで聴いていたラジオ。今や「radiko」のおかげで、誰もがラジオを聴ける端末を持ち歩き、スマートスピーカーに声を掛ければボタン操作すら不要でラジオを聴ける時代になってしまいました。

 

テレビを持たず、家にいる時間の情報源はほぼラジオの私。朝はアレクサに「おはよう」と声を掛ければNHKニュースが流れるし、通勤時間はもっぱらオールナイトニッポンをタイムフリーで(通勤の往復時間が2時間なので、ゴールデンANNを1本聴ける計算)。家に帰って眠りにつくまでは、音楽チャンネルをひたすら流す日々を送っています。

 

 

2020年4月に開局50周年を迎えるTOKYO FMと、2019年12月に開局50周年を迎えたFM AICHIを初めとするJFN全国38局フルネットで放送されている「Spitz 草野マサムネのロック大陸漫遊記」。タイトルのとおり、スピッツ草野マサムネがメインパーソナリティを務める番組ですが、草野さんの選曲がこれまたいい。次はなにがかかるんだろうとわくわくしながら聴ける番組なのです。

 

トークのなかで草野さんが度々語る、「ラジオ愛」。草野さんのラジオ好きは、かねてより有名な話ではありますが、その想いから生まれた曲「ラジオデイズ」は、TOKYO FM、FM AICHI、FM OH!、FM FUKUOKAの4局合同開局50周年アニバーサリーソングになっています。

 

 

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ラジオデイズ

ラジオデイズ

  • provided courtesy of iTunes

 

遠い国の音楽 たぶん空も飛べる

ノイズをかき分けて 鼓膜に届かせて

同じこと想ってる 仲間をみつけたよ

(ラジオデイズ)

 

ラジオを聴く人ならば必ず共感できるであろう歌詞には、「草野さんもラジオリスナーなんだ」と、草野さんを身近に感じられる部分も。「たぶん空も飛べる」って、空も飛べるはずに掛けたのかな~とか、「同じこと想ってる仲間をみつけたよ」って、草野さんもおたより送ってたりしたのかな~とか。

 

この歌詞の面白いところは、その歌詞そのままの意味だけで留まらずに、いろんな解釈の仕方ができるところ。

草野さんは幼少期からラジオを聴いていたそうですが、私的解釈としては、前半2行が幼少期~夢を見つけるまでの草野さん。「同じことおもってる~」が、スピッツのメンバーを見つけた草野さん。

 

違うかな。
「ラジオデイズ」は草野さんの夢追い物語みたいにきこえるのは私だけかしら。

 

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この曲でクスッとしたのは間奏部分。ラジオチューニングの「チュインチュイン」って音の後に、草野さんのラジオトークが入ってるんですよ。はっきりとは聞こえないけれど、「ここでリスナーからのお便りを…」「ラジオネーム、夜に咲く…」とか。

もしかしたらこういうの、スピッツの楽曲では初めてなんじゃないかなぁ。今ざっと思い返した限り思い浮かばない。

 

余談ですが私はメールをガンガン送る派。読まれるとやっぱりうれしいじゃないですか。しかもそのメールに対してパーソナリティが突っ込んでくれると余計ね。

 

 

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ちなみに、ちょっと気になってこの楽曲に対するインタビューとかないのかなぁと、音楽雑誌を漁ってみたら、ありました。

 

草野「そうですね、しかも完全にラジオ世代で(笑)。情報源がまずラジオだったところが凄く大きかったので」

草野「だから小学校5年生ぐらいから洋楽とか聴き始めて」

田村「ここまで草野の気持ちがストレートに出る曲ってなかった気がするの」

「MUSICA」2019年11月号

MUSICA(ムジカ) 2019年 11 月号 [雑誌]

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  • 作者: 
  • 出版社/メーカー: FACT
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今は、サブスクやらYouTubeやらで簡単に音楽情報が手に入る時代ですが、草野さんの小学校5年生時の音楽情報源といったら、やっぱりラジオだったんでしょうね。草野さんの音楽の原点がラジオである、それをしたためた曲が「ラジオデイズ」。だからこそ、こんなにもまっすぐな歌詞が曲になった。

 

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あーすてきだなー。

ちなみにスピッツの「見っけ」は、1曲1曲が物語性に富んだいいアルバムだなぁって思いました。2019ベストアルバム10には100%ランクインですね。もう年明けちゃったけど。

 

 

見っけ(通常盤)

見っけ(通常盤)